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グルテンフリーを知れば、あなたのカラダは明日から変わる②



先日は主にグルテンフリーの概要やなぜ今グルテンフリーが注目されているかについてダイエットの観点から書いてみました。


今日はグルテンフリーが注目されている2つめの理由、『アレルギー』についてお伝えをしたいと思います。





前回の記事で、プロテニスプレーヤーのノバク・ジョコヴィッチ選手についてちょっとだけ触れました。



少しだけ詳細をお話しすると、ジョコヴィッチ選手は、原因不明の体調不良で試合の途中に吐き気やめまいが度々起こり、何をしてもコンディションが安定せず、パフォーマンスがどんどん低下していることに悩んでいました。



ある試合中にジョコヴィッチ選手は完全にカラダに力が入らず倒れこんでしまいます。

その試合をテレビでたまたま観戦していた同じ母国セルビア出身の医師が、その姿を見てすぐにグルテンによるアレルギー発作であることを見抜いたと言います。



それは果たしてホントかウソかの真偽は分かりませんが、結果的にジョコヴィッチ選手は医師の勧めにより受けたアレルギー検査で、グルテンによるアレルギーを持っていることが分かりました。



しかもジョコヴィッチ選手の実家はなんとピザ屋。小さい時から当たり前のように食べていた食べ物のほとんどにグルテンが入っており、これらが自分のカラダを苦しめていたことに大きなショックを受けます。



しかし、ジョコヴィッチ選手は、テニスの世界で頂点を獲るためにグルテンを断つことを決めました。



そこから徹底的なグルテンフリーの食生活が始まるのですが、その後のジョコヴィッチ選手の快進撃と現在の大活躍の姿はもう皆さんもご存知だと思います。





このジョコヴィッチ選手の話は、著書『ジョコヴィッチの生まれ変わる食事』の中にもっと詳しく書かれているので、興味がある方はぜひご参照ください。



しかし、最近ジョコヴィッチ選手のようにグルテンに過剰に反応してしまうアレルギー体質の人が増えているといいます。特に欧米など小麦を主食にしている国に多いことがわかっています。


グルテンにアレルギーがある人がグルテンが含まれた小麦製品を摂取してしまうと、人によって小腸の過剰反応により消化不良や吐き気、腹痛、湿疹などの症状が現れたりします。



重篤になると、小腸に炎症が起こってカラダに必要な食べ物の栄養分を吸収することができなくなる「セリアック病」を招く可能性もあります。





じつは、日本でも小麦アレルギーを持つ人が年々増加していると言われています。その理由の一つが、『私たちの食事の欧米化』です。



お米が主食であった私たちの食生活は、戦後の1950年から学校給食のパンの普及に合わせて、パンやパスタなどを中心にした小麦をたくさん使った洋食が一気に広まりました。

さらには小麦粉の改良による影響



以前の小麦粉についての記事でも書きましたが、今の小麦は昔のと比べて気候や台風に負けない強い小麦にするために品種改良を幾度もかさねました



しかも、小麦粉のほとんどが遺伝子組換えにより作られています。



その結果、何の栄養素も含まれていない、パワーもない小麦粉になってしまったんでせね。むしろ、大量生産や低価格化を目指した人工的な改良の影響が、今のアレルギーの問題に繋がっているのではないかと思えてなりません。


ですので、グルテンフリーが今最も注目されているのは、ダイエットもさることながらも、どちらかというとこの『アレルギー問題』に対する部分で、私もこの観点からグルテンフリーに注目をしています。






ただ、このグルテンフリーは糖質制限や低炭水化物ダイエットのような一時的なブームで終わらせてほしくはありません。



健康な人が、無闇にブームに乗っかってグルテンフリーがなんとなくいいからという理由でやることには賛成しかねます。



しかし、昨日もお伝えしましたが、ダイエットというよりは私自身もですがグルテンを以前より控えるようになってから体調が良くなった、疲れにくくなった、深く眠れるようになったという人が周りにもけっこう多いのは事実です。



大事なのはまず、今の自分に必要か否か。そして、取り入れるとしても果たしてこのグルテンフリーが自分の体質やライフスタイルに合うか合わないかを試しながらしっかりと確認してそれぞれが導入していくべきではないでしょうか。

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