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10秒呼吸で冷静な判断を取り戻す|経営者の心拍バイオフィードバック入門
はじめに 重要な会議の前に心臓がドキドキする。難しい交渉の最中に呼吸が浅くなる。冷静に話そうと思っていたのに、つい強い口調になってしまう。 経営者や管理職にとって、判断の内容と同じくらい重要なのが、「どのような状態で判断するか」です。この記事では、緊張やストレスへの向き合い方として注目される「10秒呼吸」と心拍バイオフィードバックについて、研究で分かっていることと限界を分けながら解説します。 心拍バイオフィードバックは、呼吸を変えれば経営判断が必ず良くなるという魔法の方法ではありません。しかし、自分の呼吸や心拍の変化に気づき、反射的に反応する前に一呼吸置くためのトレーニングとして活用できます。 大切なのは、心拍の数値を良くすること自体ではなく、自分の状態に気づき、必要に応じて行動を選び直すことです。 1.心拍バイオフィードバックとは何か 1-1.心拍数ではなく「心拍のゆらぎ」に注目する 心臓は、時計のように毎回まったく同じ間隔で動いているわけではありません。一拍ごとの間隔は、呼吸などに合わせて少しずつ変化しています。これを心拍変動(HRV:Hea

山崎 広治
3 日前


オーガニックは福利厚生ではない|「食」から始める健康経営と組織パフォーマンス
社員の健康施策というと、健康診断、ストレスチェック、運動、睡眠改善などを思い浮かべる方が多いでしょう。しかし、私たちが毎日必ず行っているにもかかわらず、企業の健康経営ではまだ十分に戦略化されていないものがあります。それが「食べること」です。 オーガニックを単なる福利厚生で終わらせず、健康・組織のパフォーマンス・Well-being・ESG、そして企業価値までをつなぐ。この記事では、その考え方と実践方法を整理します。 はじめに 社員は、1日の多くを会社や仕事に関係する環境の中で過ごします。昼食に何を選ぶのか。オフィスで何を飲むのか。間食として何を口にするのか。会議やイベントでどのような食べ物が提供されるのか。こうした小さな選択の積み重ねが、社員の身体と日々のコンディションをつくっています。 食事は、病気を予防するためだけのものではありません。集中力、活力、仕事への意欲など、社員がより良い状態で働くための土台でもあります。 今回注目するのは「オーガニック」という考え方です。ただし、オーガニック食品を食べれば必ず健康になる、という単純な話ではありません

山崎 広治
9月18日


『陸王』から学ぶ「最高のパフォーマンス」のつくり方|経営・組織・ものづくり・アスリート支援に共通する5つの秘訣
はじめに 先日、2017年にTBSの日曜劇場で放送されたドラマ『陸王』を観ました。 以前から作品の存在は知っていたものの、きちんと観る機会がなく、今回U-NEXTで見始めたところ——あまりの面白さに止まらなくなり、気づけば2日で全10話を見終えていました。 『陸王』は、池井戸潤さんの同名小説を原作にした物語です。 舞台となるのは、埼玉県行田市にある創業100年以上の老舗足袋メーカー「こはぜ屋」。 役所広司さん演じる四代目社長・宮沢紘一が、先細っていく足袋市場と厳しい経営状況の中、会社存続をかけて、これまで培ってきた足袋製造の技術を活かしたランニングシューズ「陸王」の開発に挑戦します。 従業員20名余りの小さな会社。 資金もない。 ランニングシューズ開発のノウハウもない。 そして相手は世界的スポーツメーカー。 普通に考えれば、勝てるはずがありません。 それでも宮沢社長とこはぜ屋の社員たちは、さまざまな人たちとの出会いを通じて、一つひとつ困難を乗り越えていきます。 私がこの作品にここまで惹きつけられたのは、単なる「中小企業が大企業に挑む逆転劇」だから

山崎 広治
8月26日


ESG投資を呼び込む健康経営!企業価値を高めるウェルビーイング指標
はじめに 「健康経営に取り組むと、株価や資金調達にも良い影響があるらしい」 そんな話を耳にしたことはありませんか? じつはこれ、単なる噂ではありません。従業員の健康管理は、いまや投資家が企業価値を測るうえで重要視する「ESG(環境・社会・ガバナンス)」の一角として、明確に位置づけられるようになっています。 とくにここ数年で急速に進んだのが、企業の「人的資本」を数値で開示する動きです。IPOや資金調達を将来の選択肢として視野に入れている経営者の方にとって、健康経営はもはや「やっておくと印象がいい取り組み」ではなく、「投資家との対話の土台になる経営インフラ」になりつつあります。 この記事では、ESG投資と健康経営がなぜ結びつくのか、投資家がどんなウェルビーイング指標に注目しているのか、そして中小企業が今から何を準備しておくべきかを整理していきます。 1. ESG投資と健康経営はなぜ結びつくのか 1-1 ESG投資とは ESG投資とは、財務情報だけでなく、環境(Environment)・社会(Social)・ガバナンス(Governance)という非財

山崎 広治
7月31日


その「見えない赤字」、決算書には載っていません。経営者が今すぐ知るべき「プレゼンティズム」の正体
はじめに 毎年の決算書には絶対に出てこない「見えない赤字」が、もしあなたの会社に存在するとしたらどうでしょうか。 社員はきちんと出社している。でも睡眠不足や慢性的な疲労、精神的なストレスによって、本来のパフォーマンスを発揮できていない。この状態は「プレゼンティズム」と呼ばれ、ある試算によれば、従業員数千人規模の企業では年間20億円もの経済的損失を生み出しているともいわれています。 多くの企業が社員の健康施策として取り組んでいるのは、定期健診の受診率向上やストレスチェックの義務化です。でも実は、経営に最も大きなダメージを与えているのは、会社を休んでいる社員ではありません。出社しているのに、成果を出せていない社員の存在なんです。この記事では、この「見えない赤字」の正体と、それを解消するための組織としての具体的な打ち手を解説していきます。 1. プレゼンティズムという「見えない赤字」の正体 1-1. アブセンティズムとの違い まず押さえておきたい2つの用語があります。1つ目は「アブセンティズム」。病気や体調不良で欠勤・休職している状態のことです。誰の目

山崎 広治
7月24日


社員の不調は年間20億円の経営損失!?「コンディション=成果」時代の組織管理術
はじめに 毎年の決算書には決して表れない「見えない赤字」の存在をご存じでしょうか。 出社はしているものの、睡眠不足や慢性的な疲労、精神的なストレスにより社員の本来のパフォーマンスが発揮できていない状態。これはいわゆる「プレゼンティーズム(疾病就業)」と呼ばれ、ある試算によれば、従業員数千人規模の企業でなんと「年間20億円」もの経済的損失を生み出していると言われています。 長時間労働を良しとし、気合や根性で数字を作る時代はとうの昔に終わりました。今、トップランナーとして走り続ける企業や経営者の間では、「コンディション=成果」という新たな常識が定着しつつあります。 本記事では、経営層が直視すべき「不調による見えないコスト」の実態から、データドリブンな健康管理の重要性、そして企業が実践すべき「健康テーマの研修」や「戦略的な福利厚生」の具体策まで、これからの時代に必要な「組織の生産性を劇的に高めるコンディション戦略」を紐解いていきます。 1. 見過ごされている「年間20億円」の赤字の正体 多くの企業が「社員の健康」を重要視し、定期健診の受診率向上やストレ

山崎 広治
4月2日


経営者の朝は「経営判断の質」を決める!成功する経営者の朝ルーティン5選
はじめに 経営者の朝は「経営判断の質」を決める。 科学的根拠に基づく健康的なモーニングルーティン 経営者にとって朝の過ごし方は、単なる日常の習慣ではなく、その日の経営判断の質を決める最重要時間帯です。 スターバックスのハワード・シュルツは4:30起床、ナイキのマーク・パーカーは5:00起床、イーロン・マスクは7:00起床。世界で活躍する経営者たちが朝を重視するのは、脳科学とサーカディアンリズム(概日リズム)に基づいた合理的な判断です。 なぜなら、起床直後は脳内のコルチゾール(集中力ホルモン)が最も活性化し、判断力・決定力が一日で最も高まるから。この黄金の時間を有効活用できるかどうかで、経営者としてのパフォーマンスや企業業績に大きな差が生まれます。 本記事では、科学的根拠に基づいた経営者向けのモーニングルーティンを、忙しい方でもすぐに実践できる形で解説します。「朝が苦手」「何から始めればいいかわからない」という方にも、30分から始められるカスタマイズプランをご用意しました。ぜひ最後までお読みください。 1. なぜ経営者にとって朝のルーティンが必須な

山崎 広治
3月24日


【保存版】経営者が管理すべき7つの血液KPIと最適値ガイド
はじめに 先日、ある経営者からこんな相談を受けました。 「健康診断の結果を毎年もらっているんですが、正直なところ、数値の意味がよくわからなくて。『異常なし』なら安心してしまっている自分がいます」 この言葉、とても正直だと思いました。そして、同じ状況にある経営者やビジネスパーソンは、決して少なくないはずです。 売上、利益率、ROE——経営の数値には真剣に向き合う。なのに、自分の身体の数値は「異常なし」の一言で終わらせてしまう。 これは非常にもったいないことです。 血液検査のデータには、あなたのエネルギーレベル、集中力の質、意思決定の速度、そして数年後の健康リスクが、数値として詰まっています。 つまり、血液検査データは「身体の経営指標(KPI)」になり得るのです。 今回の記事では、経営者・アスリート・ビジネスパーソンが血液データを読み解き、パフォーマンス管理に活かすための考え方と具体的な方法をお伝えします。 1. なぜ「血液検査」が経営KPIになるのか 1-1. 「異常なし」は合格ではなく、最低ラインのクリアに過ぎない 日本の健康診断で用いられ

山崎 広治
3月12日


KDM「健康経営&ウェルビーイング経営サポートプログラム」のご紹介
法人向けサービス紹介動画、 作ってみました! Notebook LMが進化したこともあり、 早速KDMの法人向けのプログラム、 サービス用のプロモーション動画を 作ってみました〜 この動画をご覧いただいて こちらのサービスに少しでも興味を 持っていただけたら嬉しいです♪ https://youtu.be/Xllf-bcQMC4?si=RQy_42kGDQ8v09VB

山崎 広治
2025年11月25日


【動画編】なぜ今、「健康経営」がこれほどまでに注目されるのか?~その定義と背景を徹底解説~
なぜ今、「健康経営」がこれほどまでに注目されているのか? その定義と背景を徹底解説しました。 「健康経営ってよく聞くけど、結局どんな意味?」 「本当にうちの会社でも必要なの?」 そんな疑問を持つ方にこそ観ていただきたい内容です。...

山崎 広治
2025年9月4日


【経営者が知るべき『遅延型フードアレルギーとは?』】
経営者にとって最大の武器は「集中力」と「判断力」。 しかし、日々の疲労や不調がそれを奪っているとしたら。 今回の動画では、 「遅延型フードアレルギー」が経営者や起業家の 経営パフォーマンスに与える影響を取り上げました。 大谷翔平選手、ジョコビッチ選手をはじめ、...

山崎 広治
2025年9月2日


『AI博覧会 Summer 2025』
先週、東京の国際フォーラムで開催された『AI博覧会 Summer 2025』に行ってきました。 予想以上に多くのスタートアップが出展しており、生成AI/エージェント/音声/画像/RAG/分析/業務支援など、あらゆる領域に特化したAI企業が勢ぞろい。...

山崎 広治
2025年9月1日


生成AIでウェルビーイングを実現する新しい働き方
日本の職場文化には 「がんばる人が評価される」 このような空気がまだ根強く残っています。 でも健康経営が目指すべきは、 「がんばらなくても成果が出る仕組み」 を作ることです。生成AIはその鍵を握ります。 業務のムダや負荷を削減し、 社員が本来の力を発揮できる環境を整えることで、 パフォーマンスと幸福度の両立が可能になります。 本動画では、 ✅生成AIが生み出す「時間と脳の余白」 ✅思考の伴走者としてのAI活用法 ✅健康経営・人的資本経営との接点 など を具体的に紹介しています。 詳しくは下記からご覧いただけます♪

山崎 広治
2025年8月22日


バイオハック × AI 〜人間性能の限界を超えるテクノロジー戦略〜
はじめに:バイオハックとAIが交差する時代へ 「人間はどこまで進化できるのか?」この問いに真っ向から挑んでいるのが、「バイオハッカー」と呼ばれる人々です。彼らは、科学やデータ、テクノロジーを駆使して、自らの身体・脳・感情・パフォーマンスを最適化しようとしています。 一方で、AIの進化も目覚ましく、今や個人レベルで使えるパーソナルAIが次々と登場。 ChatGPTのような生成AIだけでなく、睡眠・心拍・活動量を自動で解析してくれるウェアラブルAIまで、私たちの「自己管理」は次のステージに入りつつあります。 本記事では、「バイオハック」と「AI」の交差点にある未来について解説しながら、実際にどのようなことができるのかを、具体的な事例やツールとともにお伝えしていきます。 2. バイオハックとは何か? 「バイオハック(Biohacking)」とは、人体や脳、感情、行動といった“自分というシステム”を科学的・技術的に分析・調整・最適化するアプローチのことです。その目的は、より高いパフォーマンス、健康、集中力、創造性、さらには長寿を手に入れることにあります。

山崎 広治
2025年8月6日


DeNAが本気で挑む“AIにオールイン”戦略─現場から見えた生成AI活用のリアルとは?
2025年2月、DeNA創業者であり現会長の南場智子氏が放った「DeNAはAIにオールインします。これは“第2の創業”です」という宣言は、テック業界に衝撃を与えました。 この言葉は単なる経営スローガンではなく、全社的な働き方の変革、すなわち“カルチャー変革”の宣言だったので...

山崎 広治
2025年8月1日


DeNA南場智子会長が「AIにオールイン」宣言 〜AI経営が切り拓く未来と、ヘルスケア業界への波及とは
2025年2月5日、DeNAが主催する技術カンファレンス「DeNA TechCon 2025」にて、同社創業者であり現会長の南場智子氏が、強烈なインパクトを持つ言葉を発しました。 「DeNAはAIにオールインします。これは、私たちにとって“第2の創業”です」...

山崎 広治
2025年7月23日


医療 × 生成AIの最前線─インターフェックス東京で見えた“実装の現在地”とは?
東京ビッグサイトで開催された「インターフェックスWeek 東京」。 製薬・バイオ・再生医療の領域をカバーする日本最大級の展示会で、今年も多くの専門企業が最新技術を出展していました。 今回私が特に注目していたのは、その中でも「ファーマIT&デジタルヘルス展(PI)」や「再生医...

山崎 広治
2025年7月11日


生成AI時代の健康経営・ウェルビーイング経営 - 企業が押さえるべき戦略的ポイントとは?【2025年最新版】
2020年代前半から中盤にかけて、「人的資本経営」「ウェルビーイング経営」「健康経営」といったキーワードが、日本企業の間で急速に広まりました。 これらは単なる人事施策ではなく、経営戦略の中核として位置づけられ、企業の持続的成長に欠かせない経営資源="人"への投資として認識されつつあります。 人的資本経営は現在「開示元年」から「実践元年」へと移行しており、2025年の人的資本経営は「メカニズムの考察」段階に入っています。企業には開示だけでなく、より実践的で効果的な取り組みが求められているのです。 しかし、その一方で現場からはこうした声も聞こえてきます。 「どこから手をつければいいのかわからない」 「取り組んでみたけど形骸化している」 「イベントで終わってしまい、継続性がない」 「評価指標や成果の"見える化"が難しい」 「現場の巻き込みがうまくいかない」 「ROIの測定方法が確立できない」 このような課題に対し、今、新しい解決策として注目されているのが生成AI(Generative AI)の活用です。生成AIは、単なる業務効率化のツールでは

山崎 広治
2025年7月9日


【生成AIはどこまで業務に実装されているのか?─2つの展示会で見えた“進み方の違い”】
先日、東京ビッグサイトで開催された 「総務・人事・経理 Week(東京展)」 「スポーツチーム・アスリート向け総合展」 2つの展示会を視察してきました。 テーマは、生成AIがバックオフィスと パフォーマンス支援の現場でどのように 取り入れられているのか?...

山崎 広治
2025年6月28日


「日本交通 × find」からみる生成AIを活かした生産性向上&パフォーマンス事例
はじめに─生成AIは現場の“もったいない”を変えられるのか? 「人と組織のパフォーマンス × 生成AI」─このテーマのもと、最近さまざまな企業の現場改革事例を見てきました。その中で、特に注目すべき成功例として今回ご紹介したいのが、日本交通が全社導入した『落とし物クラウド...

山崎 広治
2025年6月20日
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