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【生成AIはどこまで業務に実装されているのか?─2つの展示会で見えた“進み方の違い”】

先日、東京ビッグサイトで開催された

「総務・人事・経理 Week(東京展)」

「スポーツチーム・アスリート向け総合展」

2つの展示会を視察してきました。





テーマは、生成AIがバックオフィスと

パフォーマンス支援の現場でどのように

取り入れられているのか?

を実際に確かめること。


特に人事・総務・経理領域では、

生成AIの実装が加速度的に進んでいる

ことを実感しました。 


採用支援の自動化、

社内ナレッジのAI化、FAQ対応、

AIアシスタント導入による業務効率化など

もうPoC段階ではなく実務で動き始めている

そんな印象を受けました。


体感としては、

昨年比で2倍以上のAI関連サービスが

登場していたように感じます。







その潮流を象徴するかのように、

注目の専門家セミナーでは、

「生成AI導入の教科書」著者であり

AICX協会代表理事の小澤健祐さんが登壇。


「生成AI×バックオフィス」をテーマに、

AIエージェントの可能性や人間との

役割分担など、現場目線かつ未来志向の

講演が展開されました。


驚いたのは、

900人収容のセミナールームが

ほぼ満席だったこと。


参加者の多くが

総務や人事・DX推進部門の方々で、

その熱量からも、生成AIが“注目”から

“実行”へとステージを移していることを

強く感じました。





一方、

「スポーツチーム・アスリート総合展」でも

同じく小澤さんが登壇されていましたが、

こちらは100人規模のセミナー。


会場は満席だったものの、

人事領域と比べるとまだ“注目段階”に とどまっている印象でした。





展示ブースにもその傾向が。


アスリート支援やチームマネジメントでは、

DX化や健康データ管理といった前段階の

ソリューションなどはあるものの生成AIを

活用した意思決定支援や個別最適化には、

まだ広がりが見られませんでした。



ただし、こうしたギャップこそが、

次の可能性を示しています。


スポーツやアスリートの現場には、

生成AIの持つパーソナライズ、戦略支援、

コーチング補完といった価値がこれから

活きる余地が大きい。


「生成AI × 人と組織の進化」は、

まだ始まったばかり。


これからも業界を横断しながら、

AIによるパフォーマンス支援の可能性を探り、

実装していきたいと思います。

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