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ZEROCOが守っていたのは、野菜だけではない|「食」から考える健康経営とウェルビーイング
はじめに 味や品質に問題がない野菜でも、採れすぎによる価格下落、猛暑や豪雨、災害による物流停止などによって、行き場を失い、廃棄されてしまうことがあります。農産物は収穫した瞬間から鮮度が落ちていくため、「売れる時期まで待つ」ことが簡単ではないからです。 今回取り上げるのは、農業の課題に「保存する時間」という新しい選択肢を生み出すZEROCO(ゼロコ)です。約0℃の低温と高い湿度を組み合わせ、食材の水分を保ちながら鮮度を長持ちさせる、冷蔵でも冷凍でもない「第三の保存方法」です。 私は以前から展示会でZEROCOの実物を見て、担当者の方から説明を伺っていました。テレビ東京『ガイアの夜明け』で熊本地震後の農家を支える取り組みを見たとき、この技術が守っているのは野菜の鮮度だけではないと、改めて感じました。 1.なぜ、おいしい野菜が捨てられるのか 1-1.豊作でも農家が苦しくなる「豊作貧乏」 農業には、たくさん採れれば必ず豊かになるとは限らない難しさがあります。一度に多くの農産物が市場へ出ると価格が大きく下がり、せっかく豊作になっても出荷費用すら回収できない

山崎 広治
19 時間前


10秒呼吸で冷静な判断を取り戻す|経営者の心拍バイオフィードバック入門
はじめに 重要な会議の前に心臓がドキドキする。難しい交渉の最中に呼吸が浅くなる。冷静に話そうと思っていたのに、つい強い口調になってしまう。 経営者や管理職にとって、判断の内容と同じくらい重要なのが、「どのような状態で判断するか」です。この記事では、緊張やストレスへの向き合い方として注目される「10秒呼吸」と心拍バイオフィードバックについて、研究で分かっていることと限界を分けながら解説します。 心拍バイオフィードバックは、呼吸を変えれば経営判断が必ず良くなるという魔法の方法ではありません。しかし、自分の呼吸や心拍の変化に気づき、反射的に反応する前に一呼吸置くためのトレーニングとして活用できます。 大切なのは、心拍の数値を良くすること自体ではなく、自分の状態に気づき、必要に応じて行動を選び直すことです。 1.心拍バイオフィードバックとは何か 1-1.心拍数ではなく「心拍のゆらぎ」に注目する 心臓は、時計のように毎回まったく同じ間隔で動いているわけではありません。一拍ごとの間隔は、呼吸などに合わせて少しずつ変化しています。これを心拍変動(HRV:Hea

山崎 広治
3 日前


オーガニックは福利厚生ではない|「食」から始める健康経営と組織パフォーマンス
社員の健康施策というと、健康診断、ストレスチェック、運動、睡眠改善などを思い浮かべる方が多いでしょう。しかし、私たちが毎日必ず行っているにもかかわらず、企業の健康経営ではまだ十分に戦略化されていないものがあります。それが「食べること」です。 オーガニックを単なる福利厚生で終わらせず、健康・組織のパフォーマンス・Well-being・ESG、そして企業価値までをつなぐ。この記事では、その考え方と実践方法を整理します。 はじめに 社員は、1日の多くを会社や仕事に関係する環境の中で過ごします。昼食に何を選ぶのか。オフィスで何を飲むのか。間食として何を口にするのか。会議やイベントでどのような食べ物が提供されるのか。こうした小さな選択の積み重ねが、社員の身体と日々のコンディションをつくっています。 食事は、病気を予防するためだけのものではありません。集中力、活力、仕事への意欲など、社員がより良い状態で働くための土台でもあります。 今回注目するのは「オーガニック」という考え方です。ただし、オーガニック食品を食べれば必ず健康になる、という単純な話ではありません

山崎 広治
9月18日


『陸王』から学ぶ「最高のパフォーマンス」のつくり方|経営・組織・ものづくり・アスリート支援に共通する5つの秘訣
はじめに 先日、2017年にTBSの日曜劇場で放送されたドラマ『陸王』を観ました。 以前から作品の存在は知っていたものの、きちんと観る機会がなく、今回U-NEXTで見始めたところ——あまりの面白さに止まらなくなり、気づけば2日で全10話を見終えていました。 『陸王』は、池井戸潤さんの同名小説を原作にした物語です。 舞台となるのは、埼玉県行田市にある創業100年以上の老舗足袋メーカー「こはぜ屋」。 役所広司さん演じる四代目社長・宮沢紘一が、先細っていく足袋市場と厳しい経営状況の中、会社存続をかけて、これまで培ってきた足袋製造の技術を活かしたランニングシューズ「陸王」の開発に挑戦します。 従業員20名余りの小さな会社。 資金もない。 ランニングシューズ開発のノウハウもない。 そして相手は世界的スポーツメーカー。 普通に考えれば、勝てるはずがありません。 それでも宮沢社長とこはぜ屋の社員たちは、さまざまな人たちとの出会いを通じて、一つひとつ困難を乗り越えていきます。 私がこの作品にここまで惹きつけられたのは、単なる「中小企業が大企業に挑む逆転劇」だから

山崎 広治
8月26日


ESG投資を呼び込む健康経営!企業価値を高めるウェルビーイング指標
はじめに 「健康経営に取り組むと、株価や資金調達にも良い影響があるらしい」 そんな話を耳にしたことはありませんか? じつはこれ、単なる噂ではありません。従業員の健康管理は、いまや投資家が企業価値を測るうえで重要視する「ESG(環境・社会・ガバナンス)」の一角として、明確に位置づけられるようになっています。 とくにここ数年で急速に進んだのが、企業の「人的資本」を数値で開示する動きです。IPOや資金調達を将来の選択肢として視野に入れている経営者の方にとって、健康経営はもはや「やっておくと印象がいい取り組み」ではなく、「投資家との対話の土台になる経営インフラ」になりつつあります。 この記事では、ESG投資と健康経営がなぜ結びつくのか、投資家がどんなウェルビーイング指標に注目しているのか、そして中小企業が今から何を準備しておくべきかを整理していきます。 1. ESG投資と健康経営はなぜ結びつくのか 1-1 ESG投資とは ESG投資とは、財務情報だけでなく、環境(Environment)・社会(Social)・ガバナンス(Governance)という非財

山崎 広治
7月31日


その「見えない赤字」、決算書には載っていません。経営者が今すぐ知るべき「プレゼンティズム」の正体
はじめに 毎年の決算書には絶対に出てこない「見えない赤字」が、もしあなたの会社に存在するとしたらどうでしょうか。 社員はきちんと出社している。でも睡眠不足や慢性的な疲労、精神的なストレスによって、本来のパフォーマンスを発揮できていない。この状態は「プレゼンティズム」と呼ばれ、ある試算によれば、従業員数千人規模の企業では年間20億円もの経済的損失を生み出しているともいわれています。 多くの企業が社員の健康施策として取り組んでいるのは、定期健診の受診率向上やストレスチェックの義務化です。でも実は、経営に最も大きなダメージを与えているのは、会社を休んでいる社員ではありません。出社しているのに、成果を出せていない社員の存在なんです。この記事では、この「見えない赤字」の正体と、それを解消するための組織としての具体的な打ち手を解説していきます。 1. プレゼンティズムという「見えない赤字」の正体 1-1. アブセンティズムとの違い まず押さえておきたい2つの用語があります。1つ目は「アブセンティズム」。病気や体調不良で欠勤・休職している状態のことです。誰の目

山崎 広治
7月24日


キングダム流チームビルディング!目標達成率を爆上げする組織マネジメント術
はじめに 中国の春秋戦国時代を舞台に、身寄りのない戦災孤児の少年・信が、中華統一を目指す若き秦王・嬴政とともに、天下の大将軍を目指して成長していく物語『キングダム』。 累計発行部数4000万部を超えるベストセラーであり、映画化もされたこの作品は、起業家や大企業の経営幹部からも愛読されていることで知られています。 2026年7月17日には、シリーズ第5作となる映画『キングダム 魂の決戦』が公開されました。 王騎を失った馬陽の戦いから3年後、秦以外の六国が手を組んだ総勢50万の「合従軍」が秦に攻め込む中、千人将に昇格した信たちが国門・函谷関を守り抜く姿を描く物語です。 私も早速劇場で観てきましたが、王騎という一人の将軍が残した思いが、時を経て信や仲間たちの中に受け継がれ、組織を動かす原動力になっている様子が改めて印象に残る内容でした。 兵を率いるリーダーシップ、数千人から数万人規模の兵をまとめる組織づくり、部下を育てる人材育成、そして戦略・作戦の練り方。多くの学びが『キングダム』には盛り込まれていると言われています。 実際、IoTプラットフォームを提

山崎 広治
7月18日


【入門】スリープテックが変える経営者の働き方 〜睡眠の質をテクノロジーで管理し、パフォーマンスを最大化する最新管理術〜
はじめに スリープテックが変える経営者の働き方 現代の経営者やエグゼクティブにとって、最大の資本は「自らの身体と脳」です。日々繰り返される重大な意思決定やプレッシャーの中で、脳と身体の疲労をいかに確実にリセットするかが、経営のパフォーマンスに直結します。 かつてのビジネス界では、「寝る間を惜しんで働くこと」や「ショートスリーパーであること」が、有能な経営者の証としてもてはやされる時代がありました。多忙な経営者にとって睡眠は「削るもの」あるいは「気合で乗り切るもの」とされ、「よく眠れた気がする」「週末に寝だめすれば大丈夫」といった主観的な感覚でコンディションを測っていた方も多いでしょう。 しかし現在、世界のトップエグゼクティブたちの常識は大きく変わりました。彼らは自身をトップアスリートと同じように捉え、「スリープテック(睡眠テクノロジー)」を駆使して自らのコンディションを徹底的に管理しています。ウェアラブルデバイスやセンサーを用いて睡眠状態をリアルタイムで計測・解析し、休息を「数値化して最適化する」ことが当たり前の時代になったのです。...

山崎 広治
5月15日


【限定5名】『KDM 睡眠&リカバリー最適化プログラム』 のモニター募集
こんにちは、山崎です! 長かったGWも終わりましたね〜 ゆっくり休めた方もいれば、 逆に生活リズムが乱れてしまった方… という方もいるのではないでしょうか。 じつは 「GW明けに体が重い・頭が冴えない」 というのは、睡眠リズムの乱れが 大きな原因であることが多いんです。 連休中に就寝・起床時間がズレると、 体内時計のリセットに数日〜1週間ほど かかることもあります。 最近、私は経営者・起業家の方々への パフォーマンスサポートに加えて、 アスリートやプロスポーツチームの コンディショニングサポートも本格的に 進めています。 そこで気づいたことがあります。 トップアスリートが睡眠にこれだけ 惜しみなく投資しているのに、 同じようにビジネスで戦っている 経営者・起業家・ビジネスパーソンが、 睡眠を「なんとなく」で済ませている ケースがほとんどだということ。 大谷翔平選手が9年間、 睡眠データを計測し続けているように、 「感覚」ではなく「データ」で眠りを 設計する時代が来ています。 そこで今回、 KDMとして初めての試みとして、 『KDM 睡眠&リカバリ

山崎 広治
5月13日


怪我が多いアスリートは「胃」を疑え!専門医が指摘するピロリ菌とパフォーマンスの意外な関係
はじめに なぜピロリ菌がアスリートの怪我に繋がるのか? トップアスリートであっても、食事やトレーニングに気を配っているにもかかわらず、なぜか怪我を繰り返したり、慢性的な疲労から抜け出せないケースがあります。そのような選手の背景に「ピロリ菌(Helicobacter pylori)の感染」が潜んでいることが少なくありません。 「胃の菌がなぜ筋肉や関節の怪我に関係するのか?」と疑問に思うかもしれません。しかし、スポーツ医学や栄養学の観点から見ると、ピロリ菌はアスリートのコンディションに対して直接的かつ甚大な悪影響を及ぼします。直接的に骨を折るわけではありませんが、「栄養吸収の阻害」と「全身の微細な炎症」という2つのルートを通じて、怪我のしきい値を大幅に下げてしまうのです。 本記事では、ピロリ菌がアスリートの身体にどのような悪影響をもたらし、除菌によってどのようなパフォーマンスの変化が期待できるのかを医科学的な視点から解説します。 1. アスリートの身体を蝕むピロリ菌のメカニズム 1-1. 鉄・カルシウム・マグネシウムの吸収阻害 ピロリ菌が胃に定着する

山崎 広治
5月9日


【ダルビッシュ有に学ぶ】トップアスリートの加齢に抗う「データドリブン式」体調管理術
はじめに 精神論を捨て、科学で「加齢」をハックするトップアスリート 「年齢のせいだから仕方ない」。多くの人がそう口にして、自らの限界を無意識に設定してしまう壁。しかし、世界のトップアスリートたちの戦い方を見ていると、その常識が必ずしも当てはまらないことに気付かされます。 その最たる例が、30代後半というプロ野球選手としては「超ベテラン」の年齢を迎えながらも、メジャーリーグの第一線で圧倒的なパフォーマンスを進化させ続けている、ダルビッシュ有投手です。 彼が20代の若手選手たちと肩を並べ、むしろ彼らを凌駕するような投球を維持し続けている背景には、日本スポーツ界に根強く残る「気合い」や「根性」といった精神論は一切存在しません。そこにあるのは、自らの身体を一つの「精密機器」として扱い、客観的なデータと最新の科学的知見を用いて、徹底的に「加齢による衰え」をハッキングしようとする、極めて冷徹でロジカルなアプローチです。 彼は、単なるトレーニング論にとどまらず、生理学、生化学、病理学の専門書を独学で読み込み、自身の血液データや投球のトラッキングデータと照らし合

山崎 広治
4月28日


経営者の生産性を劇的に変える「アスリート式」オーガニック栄養戦略
はじめに トップアスリートも実践するオーガニック食がなぜ経営者のパフォーマンスを上げるのか 日々の連続する重要な意思決定、プレッシャーのかかるタフな交渉、そして分刻みで埋め尽くされたスケジュール。企業のトップである経営者やエグゼクティブの日常は、まさにプロフェッショナルのトップアスリートが戦うフィールドそのものです。 しかし、一つの決定的な違いがあります。それは「自分自身の身体という資本に対する投資の優先順位」です。 トップアスリートが自らの「コンディション」を数パーセントでも向上させるために、莫大な資金と時間を惜しみなく投資するのに対し、経営者の多くは「ビジネスの戦略や組織構築」には時間を割いても、自分自身の身体のケアを後回しにしがちです。 睡眠時間を削って働くことや、手軽なファストフードやコンビニエンスストアの弁当で済ませることが、「忙しいから仕方ない」という免罪符で正当化されてはいないでしょうか。 ビジネスにおいて「食事」は、空腹を満たすための単なるエネルギー補給ではありません。何を、いつ、どのように食べるかは、午後の重要な会議での集中力、

山崎 広治
4月25日


アスリートのコンディショニングは「腸」が9割。パフォーマンスと直結するマイクロバイオーム戦略
はじめに ジムでのハードなトレーニング、専門家が監修したオーガニックな食事、そして最先端の成分が含まれた高価なプロテインやサプリメント。 これだけ時間と資金を投資して自分自身のコンディショニングに気を遣っているにもかかわらず、「なぜか思い通りの効果を感じられない」「慢性的な疲労がなかなか抜けない」「大事な試合や重要なプレゼンの前に限って、原因不明の体調不良に陥る」といったジレンマを抱えていませんか? 多くのアスリートや、企業を牽引するハイパフォーマーと呼ばれるエグゼクティブたちは、「何を身体に摂り入れるか(What)」に対しては徹底的にこだわります。しかし、それと同等かそれ以上に重要な「どう吸収し、どう代謝するか(How)」という視点を見落としがちです。 現代の最新スポーツ科学において、フィジカルとメンタルの双方を支える全コンディショニングの最強の土台となるのは「腸内環境(マイクロバイオーム)」であるという結論に達しつつあります。 本記事では、腸内環境がなぜそこまでパフォーマンスに直結するのか、その決定的な影響と、明日から実践できる劇的な最適化戦

山崎 広治
4月21日


アスリート・ハイパフォーマンスEXPO 2026
昨日は、Japan Sports Week 2026へ。 会場を回って感じたのは、派手なプロダクトよりも、 ・回復(リカバリー) ・可視化(データ化) ・個別最適(パーソナライズ) この3つに確実に流れが来ているということ。 例えば、 アイスバスなどのリカバリー機器、 マウスガードのようなパフォーマンス向上ギア、 そしてHRVやGPSを使ったコンディション管理。 「頑張る」ではなく、 “どう整えるか”にフォーカスが移っているのが 印象的でした。 一方で、 ヘルスケア・ウェルビーイング寄りの展示は そこまで多くはなく、 どちらかというと、 アスリート・チーム向けの “パフォーマンス最大化”の文脈が中心。 ただ、 ここはむしろチャンスだと感じています。 本来この領域は、 経営者やビジネスパーソンにこそ 必要な考え方。 ・疲労を抜く技術 ・コンディションを整える習慣 ・データで自分を理解する力 これらは、 競技者だけのものではなく、 “成果を出し続ける人”全員に 共通するものです。 そしてもう一つ印象的だったのは、 海外ブースの多さ。 FOODE

山崎 広治
4月17日


40代・50代の疲労は「合わないサプリ」が原因?栄養解析で激変するコンディション経営
はじめに 40・50代に訪れる「サプリメント迷子」というジレンマ 40代、50代に差し掛かると、これまで気合いと体力で乗り切れていた部分で急に限界を感じるようになります。 「朝起きても疲れが抜けていない」 「昼食後に強烈な眠気に襲われ、思考が止まる」 「昔なら即座に下せていた経営判断が、どうにも鈍っている気がする」 こうした「なんとなくの不調(未病状態)」に危機感を覚え、健康管理の一環としてサプリメントを飲み始める経営者やエグゼクティブの方々は非常に多くいらっしゃいます。 しかし、実際にサプリメントを飲み始めてから、はっきりと「パフォーマンスが上がった!」「絶好調になった!」と断言できる人はどれくらいいるでしょうか。 多くの人が、「周りの経営者仲間が飲んでいるから……」「YouTubeやSNSで『これが良い』と勧められていたから……」という理由で習慣化しているものの、「果たして今の自分に合っているサプリなのか、そもそも本当に効いているのか?」と疑問に感じながら毎日飲んでいるのが実情です。これはまさに「サプリメント迷子」と言える状態です。...

山崎 広治
4月14日


疲労を「データ」で抜く時代へ!スポーツのパフォーマンスを激変させるリカバリーの科学(栄養・睡眠編)
はじめに:アスリートを蝕む「休むことへの恐怖」と根性論の限界 「1日練習を休むと、取り戻すのに3日かかる」 「ライバルが休んでいる間に、自分は追い込まなければ勝てない」 プロアスリートや、限界に挑戦し続けるシリアスなアマチュア競技者(トライアスロン、マラソン、ロードバイク、クロスフィットなど)の多くは、こうした無意識の強迫観念と常に戦い続けています。結果を求める向上心が強く、真面目な競技者であるほど、「休むこと=サボり、自分の退化」と捉えてしまいがちです。 しかし、毎日むしり取るように身体を追い込み続け、「今日は身体が重くて痛いけれど、気合いで今日のメニューをこなそう」という状態が常態化しているなら、それは非常に危険なサインです。疲労が隠蔽されたままの「気合いのオーバートレーニング」は、記録の停滞(プラトー)を招くだけでなく、アキレス腱の断裂や疲労骨折といった、選手生命を脅かす重大なトラブルに直結します。 気合いや根性だけで限界を突破しようとする時代はすでに終わりました。現代の世界のトップクラスのアスリートたちは、テクノロジーとバイオロジカルなデ

山崎 広治
4月8日


社員の不調は年間20億円の経営損失!?「コンディション=成果」時代の組織管理術
はじめに 毎年の決算書には決して表れない「見えない赤字」の存在をご存じでしょうか。 出社はしているものの、睡眠不足や慢性的な疲労、精神的なストレスにより社員の本来のパフォーマンスが発揮できていない状態。これはいわゆる「プレゼンティーズム(疾病就業)」と呼ばれ、ある試算によれば、従業員数千人規模の企業でなんと「年間20億円」もの経済的損失を生み出していると言われています。 長時間労働を良しとし、気合や根性で数字を作る時代はとうの昔に終わりました。今、トップランナーとして走り続ける企業や経営者の間では、「コンディション=成果」という新たな常識が定着しつつあります。 本記事では、経営層が直視すべき「不調による見えないコスト」の実態から、データドリブンな健康管理の重要性、そして企業が実践すべき「健康テーマの研修」や「戦略的な福利厚生」の具体策まで、これからの時代に必要な「組織の生産性を劇的に高めるコンディション戦略」を紐解いていきます。 1. 見過ごされている「年間20億円」の赤字の正体 多くの企業が「社員の健康」を重要視し、定期健診の受診率向上やストレ

山崎 広治
4月2日


【2026年最新】経営者のパフォーマンスを最大化するウェアラブルデバイス徹底解説
はじめに 多忙を極める経営者やビジネスエリートにとって、最も価値ある資産とは何でしょうか?それは「時間」以上に、「自分自身の健康な身体と澄み切った判断力(コンディション)」です。ハードワークやプレッシャーが続く中で、疲労の蓄積に気づかずに重要な意思決定を下してしまうことは、企業にとっての最大のリスクとも言えます。 昨今、世界のトップリーダーたちの間で「健康管理」の常識は大きく変わりました。「年に一度の人間ドック」や「気合いと根性」に頼る時代は終わり、毎日の睡眠や疲労度を最新テクノロジーによってミリ単位で可視化する【完全データドリブンな自己管理】が主流となっています。 「Apple Watchを使っているが、毎日充電するのが手間で、寝るときに腕につけるのは邪魔だ…」 「最近よく聞く『スマートリング』や、他のデバイスは結局どれが自分に合うのか分からない」 そんな悩みを持つ経営者に向けて、本記事では2026年現在の最新ウェアラブルデバイス事情を完全網羅し徹底解説します。スマートリング、高機能スマートウォッチ、リカバリー専用バンドなど様々な最新デバイスの

山崎 広治
3月31日


プロサッカー選手に学ぶ!経営者のための「勝つ」栄養戦略と食事術
はじめに 経営者の皆様、毎日の業務で「午後になると極端に集中力が落ちる」「重要な決断のときに頭がクリアに働かない」といった悩みを抱えたことはありませんか? 経営者の日常は、まさに休むことのない「過酷なリーグ戦」です。分刻みのスケジュール、途切れない意思決定、そして企業の未来を背負うプレッシャー。これは、ピッチ上で90分間全力で走り続け、なおかつ一瞬の判断で勝敗を分ける プロサッカー選手の環境 に非常に似ています。 トップレベルのプロサッカー選手たちは、気合や根性だけで試合を乗り切っているわけではありません。彼らの驚異的なスタミナと集中力を支えているのは、科学的なエビデンスに基づいた「緻密な栄養戦略(食事管理)」です。 今回は、プロスポーツ界における最新のスポーツ栄養学の知見をベースに、経営者が明日からビジネスのパフォーマンスを劇的に高めるための「勝つための栄養戦略」を詳しく解説します。 1. なぜ経営者に「アスリート並み」の食事管理が必要なのか? 「自分は運動をしていないから、アスリートのような厳しい食事管理は不要だ」と考える方もいるかもしれませ

山崎 広治
3月27日


経営者の朝は「経営判断の質」を決める!成功する経営者の朝ルーティン5選
はじめに 経営者の朝は「経営判断の質」を決める。 科学的根拠に基づく健康的なモーニングルーティン 経営者にとって朝の過ごし方は、単なる日常の習慣ではなく、その日の経営判断の質を決める最重要時間帯です。 スターバックスのハワード・シュルツは4:30起床、ナイキのマーク・パーカーは5:00起床、イーロン・マスクは7:00起床。世界で活躍する経営者たちが朝を重視するのは、脳科学とサーカディアンリズム(概日リズム)に基づいた合理的な判断です。 なぜなら、起床直後は脳内のコルチゾール(集中力ホルモン)が最も活性化し、判断力・決定力が一日で最も高まるから。この黄金の時間を有効活用できるかどうかで、経営者としてのパフォーマンスや企業業績に大きな差が生まれます。 本記事では、科学的根拠に基づいた経営者向けのモーニングルーティンを、忙しい方でもすぐに実践できる形で解説します。「朝が苦手」「何から始めればいいかわからない」という方にも、30分から始められるカスタマイズプランをご用意しました。ぜひ最後までお読みください。 1. なぜ経営者にとって朝のルーティンが必須な

山崎 広治
3月24日
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